東京駅から東北新幹線・北海道新幹線に乗る際、左右どちらに座れば景色が良いのか?自然・山・街の風景は見られるのか?詳しくご紹介します。
#実際に新幹線に乗って景色を楽しんでもらいたいので、本記事では写真は載せませんのでご了承ください。
1.どちらがおすすめ?
答えは以下の通り。(下り方面で東京から乗った場合です。上り方面は逆になります。)
・東京~八戸間 → 左側 (2席シート側)
・八戸~新函館北斗間 → 右側 (3席シート側)
2.おすすめの理由
東京~八戸間では標高の高い山はすべて左側に見えるので、雪・紅葉・新緑の山々を眺めるのに最適です。(東北新幹線は奥羽山脈の右側を通っています)
八戸~新函館北斗間は海が見える右側がおすすめです。
終点の新函館北斗駅まで乗車する場合は、天気予報を確認してからどちら側に乗るか決めましょう。
各区間の景色について以下で紹介します。
3.東京~仙台
宇都宮駅付近から山々が眺められるようになります。(男体山)【左側】
那須塩原駅付近から、左側に標高の高い山が見えだします。(那須岳、三本槍岳)トンネルも多くなってくるので注意しましょう。(冬に雪山が近くに見えだすのはこのあたりです。)【左側】
長いトンネルを抜けると新白河駅を通過し、いよいよ東北地方に入ります。
郡山駅付近では山と山の間から磐梯山や西吾妻山も見ることができます。【左側】
郡山駅を過ぎたあたりから安達太良山が見えます。ふもとの裾野からはっきり見えます。【左側】
福島駅付近では、吾妻山が見えます。ここが一番の絶景ポイントです。福島市付近は山が近いので冬は雪山がはっきりと見えます。春は残雪がウサギの形になる「雪うさぎ」が見えます。長いトンネルの後いきなり見えるので、迫力があります。見逃さないように注意しましょう。【左側】
白石蔵王駅付近では、蔵王山脈が見えます。ここも山が近いので迫力があります。この付近はトンネルが多いので注意しましょう。【左側】
4.仙台~盛岡
仙台駅付近では山が遠くなります。
古川駅付近では晴れていれば、鳴子付近の山が見えます。【左側】
一ノ関駅を過ぎたあたりで、一面の田園風景となる場所があります。田植えの時期、稲刈りの時期はとてもきれいです。【左側】【右側】
北上駅付近では夏油高原付近の山々を見ることができます。あまり知られていませんがここは東北有数の豪雪地帯です。【左側】
5.盛岡~新青森
盛岡駅を少し過ぎると岩手山が見えだします。岩手山までの距離も近く、独立峰なのではっきりと見えて迫力があります。【左側】
少しするとトンネルの区間が増えます。壁が高くてなかなか景色が見れない区間が続きます。【左側】【右側】
ここから(岩手山が見えなくなってから、駅で言えば「いわて沼宮内」駅以降)は右側のほうが景色が良いです。
新青森駅到着前には青森の街並みと八甲田山が見えます。【右側】
6.新青森~新函館北斗
新青森駅を過ぎると青森湾が見えます。手前から田園風景→海→湾奥の山々が重なって見えてきれいな景色が広がるところがあるので注目です。【右側】
その後はまたトンネル区間が多くなり、やがて青函トンネルに入ります。
青函トンネルを通過したあともトンネル区間が多いです。
青函トンネルを抜けるといよいよ北海道です。
新函館北斗駅に近づくと函館湾が見えます。海・函館市の街並み・函館山が同時に見える区間があります。あっという間に通り過ぎてしまうので注意して見てみましょう。【右側】
7.まとめ
東北新幹線は四季折々自然豊かな東北地方を走っており、見どころが多いです。景色をじっくり眺める場合はGoogleMapなどで確認しながら窓の外を眺めるとおもしろいです。
当日の天気、行き先でどちら側の座席を予約するかを決めましょう。